悪い奴は通さない!船引町の守り神「お人形様」
船引町には魔除けの神様がいます。「お人形様」と言って、三春町からいわき市に抜ける「磐城街道」沿いの3か所に祀ってあります。歴史は不詳ですが、古い面に文化5(1808)年の銘があるため、少なくとも200年以上の歴史があります。

高さは3.5m~4mあり、右手にはナギナタを持ち、左脇には刀を差しています。魔除けだけに表情は怖いですが、町の人々を温かく見守ってくれています。
人形は、約4.8mの4本の柱を骨組みにして枠を組み、骨組みに桟を渡し、頭上に竹かごをかぶせ、柱の周りに藁で編んだ“こも”で囲み胴とします。この他にも藁で作った前掛け、耳、腕、手、帯と、薙刀、刀、幣束などを身につけています。頭には杉の枝をタテガミのように付け、面の周り全体に杉の葉でヒゲを付けます。藁の腹帯には幣束を挟んで、右手に薙刀、左腰に刀を挟んでいます。
地元のアンテナショップでは「お人形様」のキャラクターとして、まもるくんグッズを販売しています。ご購入は(株)まちづくりふねひきまでお問合せ下さい。