仙台平

仙台平とは?

仙台平(せんだいひら)は、田村市滝根町の山中で大滝根山の麓にあり、あぶくま洞の裏手に位置する、標高871メートルのなだらかな丘陵地帯を指します。 1988(昭和63)年、当時の厚生省から国民休養地の指定を受けました。

仙台平と名付けられた由来は、この地を治めていた豪族大多鬼丸が、蝦夷平定のために進軍してきた坂上田村麻呂にこの地で滅ぼされた時、田村麻呂が大多鬼丸の首に向かって「千年も生きてこの地を治めていたかったろう」と言って慰めてこの地に埋めたので、千がに転じ、地が坦なところから仙台平の地名になったと云われています。

仙台平というと、日本の宮城県仙台市で作られる絹織物でもあります。江戸時代から明治時代にかけて袴地の最高級品として知られていました。最近では、平昌オリンピックで男子フィギュアスケート2連覇をなし遂げた羽生結弦さんが国民栄誉賞授賞式に参列した際に、羽生家家紋付きの仙台平の袴を履いていらしたことで有名ですが、ここ田村市の仙台平とは全く関係ありません。

仙台平の観光スポット

仙台平にある観光スポットをご紹介します。1~10の番号は、Googleマップとも同期しています。

★仙台平にある観光スポット

1.仙台平展望台
2.グライダー離陸場
3.大平神社
4.古戦場の碑
5.鬼生稲荷神社
6.キャンプ場
7.コテージ(星のビレッジ)
8.鬼穴
9.大滝根山登山口
10.仙台平ドリーネ

1.仙台平展望台

展望台からの視界は360度開けていて、会津磐梯山や安達太良山はもちろん、遠くは那須岳や吾妻連峰も見ることができます。また、北東の桧山高原と、南東の滝根小白井に、それぞれ風力発電の風車を見ることができます。眼下には滝根町の菅谷地区、神俣地区の街並みが手に取るように見えます。大多鬼丸の首塚と、グライダー離陸場は、この展望台の一角にあります。

仙台平展望台。ここから360度の眺望を楽しむことができる。
仙台平展望台には大多鬼丸の首塚がある。左奥の風車は、桧山高原。

2.グライダー離陸場

仙台平展望台に、グライダー離陸場が併設されています。グライダーは、パラグライダーもしくはハンググライダーが主流で、多くの愛好家がここから大空へはばたきます。

パラグライダーとハンググライダーは、いずれも山の斜面などから飛び立ち、動力を持たず上昇気流を利用し滑空するスカイスポーツですが、両者の違いは、簡単には以下の通りです。
【パラグライダー】長方形の細長いパラシュートを開いたまま山などの斜面から飛び立ち、上昇気流を利用して滑空しながら飛ぶスカイスポーツ。
【ハンググライダー】三角形の翼に吊り下がった状態で山などの斜面から飛び立ち、上昇気流を利用して滑空しながら飛ぶスカイスポーツ。

参考までに仙台平を活動拠点の一つにしている福島県ハング・パラグライディング連盟のページをご紹介します。

公式ホームページ facebook
手前の板が、グライダー離陸場。眼下の町は滝根町の神俣地区。
仙台平から離陸し、菅谷地区に降り立つパラグライダー愛好家。

3.大平神社

大平神社は、明治27年に南相馬市の太田神社から分霊し建立されました。もともとは馬を飼育している人たちが集まり、相馬から分霊したもので、昭和34年に菅谷神社の末社となっています。

仙台平にひっそりと佇む大平神社。

4.古戦場の碑

坂上田村麻呂と大多鬼丸との最終激戦地となった仙台平を伝える石碑。

5.鬼生稲荷神社

鬼生(きしょう)稲荷神社

6.キャンプ場

一夜につき一張400円でキャンプを行うことができます。ご利用の際は、あぶくま洞管理事務所(電話:0247-78-2125)、または仙台平キャンプ場管理事務所(電話:0247-78-3647)まで連絡をお願いします。なお、ご予約はご利用の1週間前までにお願いします。

営業期間:毎年7月1日~8月31日
 ・テントサイト 12ヶ所
 ・バーベキューハウス 1棟
 ・炊事場 1棟

公式ホームページ

7.コテージ(星のビレッジ)

1棟につき1泊19,000円で宿泊できます。ご利用の際は、あぶくま洞管理事務所(電話:0247-78-2125)、または仙台平キャンプ場管理事務所(電話:0247-78-3647)まで連絡をお願いします。なお、ご予約はご利用の1週間前までにお願いします。

営業期間:毎年7月1日~8月31日
 ・木造2階建 3棟
 ・利用人数 約20名
 ・トイレ付、お風呂なし、電磁調理器あり
 ・シンクあり、2段ベッド8台、寝具なし

公式ホームページ
星のビレッジと呼ばれるコテージは全部で3棟ある。

8.鬼穴

仙台平には、北東の英雄「大多鬼丸」が討ち死にしたと伝えられている「鬼穴」があります。平安時代の延暦20(801)年、坂上田村麻呂を征夷大将軍として進軍し、攻められた大多鬼丸は死闘の末に鬼穴に立て籠り、金銀財宝を投げ捨てて最期を遂げたと言われています。
鬼穴の中はあぶくま洞と繋がっており、鬼穴から流入した雨水があぶくま洞に流入するという意味で、鬼穴もドリーネのひとつと言えます。しかしながら、洞内に棲息するテングコウモリの保護のため、2004年から鬼穴への立ち入りは禁止され、入り口に柵が設置されてしまいました。それでも柵越しに見る洞内から洞窟の神秘を感じることができます。
場所は、仙台平キャンプ場駐車場から徒歩5分ほどです。案内の看板に従って山道を下り、長い階段を降りきったところで右に曲がって50メートルほどです。アスファルトの道路まで行ったら行き過ぎです。

この案内看板に従って山道を進むと、徒歩5分ほどで鬼穴に通じる。
鬼穴の入口。現在は柵があり、通常中に入ることはできない。

9.大滝根山登山口

大滝根山の登山道の一つ「仙台平(鬼穴)登山道」の入口が仙台平にあります。ここから大滝根山の山頂まではおよそ1時間20分です。山頂には航空自衛隊の大滝根分屯基地があり、真の山頂を踏むことはできませんが、それぞれの方角に移動することで眺望を楽しむことができます。またシャクナゲやヤマツツジ、シロヤシオの群落も多くみられ、花の百名山に選定されています。

大滝根山登山道の入口にある看板。

10.仙台平ドリーネ

ドリーネとは、水に溶けやすい石灰岩の溶食でできた窪地のことです。このドリーネに流れてきた雨水は、岩の割れ目から地下に流れ込みます。下の写真の小川も、写真右の茂みから地下に流れ込み、あぶくま洞や入水鍾乳洞の石筍などを形成します。
豊富な水の流入により木々が繁茂し、コケ類が多数生育するなど、自然の状態が残された貴重なドリーネになっています。

仙台平にあるドリーネ。写真左下から右へ流れる小川が、写真右の茂みの中で地中に流れ込み、あぶくま洞へと通じる。
仙台平ドリーネの入口。ここは仙台平展望台と隣接している。

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