新田内長獅子舞

福島県内で最多の11人で構成

八雲神社に奉納される新田内(にっとうじ)長獅子舞は、小野町の北東部に位置する新田内・大日堂地区に伝わり、雌獅子1匹、太郎獅子5匹、次郎獅子5匹の計11匹より構成される県内で最も人数(匹数)の多い獅子舞で、福島県の無形民俗文化財に指定されています。

1562(永禄5)年に勧請されたと伝わる八雲神社の由来によれば、幾多の災いを鎮めるために獅子舞を奉納するようになったといいます。その後、飢饉などで生活が困窮するたびに途絶えましたが、新田内の渡辺氏の祖先勘之丞が、1852(嘉永5)年に飯豊の庄屋である大方家から獅子舞の衣装や道具を寄進され、復興に尽力したと伝えられています。

現在は、毎年9月中旬の八雲神社祭礼にて新田内長獅子舞が奉納されています。
獅子舞が奉納される当日には宮苞(みやつと)と呼ばれる藁の包みを神社の祠にお供えすることで、五穀豊穣、家内安全、天下泰平を願う習わしも今日に引き継がれていました。

神社の祠にお供えされた「宮苞(みやつと)」
種別 福島県指定無形民俗文化財
名称 新田内長獅子舞
読み にっとうじながじしまい
指定年月日 1981(昭和56)年3月31日
所在地 小野町飯豊字新田内
所有者
見学 可(9月中旬の八雲神社祭礼にて奉納)

場所について

最寄りのインターチェンジは磐越自動車道・あぶくま高原道路の小野インターで、インターからおよそ5km約7分です。国道349号線から県道36号線(小野富岡線)を神俣駅方面に入り、道なりに2kmほど進んだ先の左手に鳥居が見えてきます。ただ駐車場はありませんので、駐車場所にご注意ください。また最寄りの鉄道駅は磐越東線神俣駅ですが、徒歩約35分ほどかかります。

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